円回内筋の不調によるカラダへの影響【ラクリスfit大阪/寝屋川/香里園/肩こり/腰痛】

円回内筋(pronator teres)は、前腕の内側に位置し、前腕を内側に回す(回内)動作を助ける重要な筋肉です。この筋肉が不調をきたすと、さまざまなカラダの不調が引き起こされることがあります。以下に、円回内筋の不調がカラダに与える影響について説明します。

### 1. 前腕の痛みや張り
円回内筋が緊張したり、過剰に使われたりすると、前腕内側に痛みや張りを感じることがあります。この痛みは、特に手首を回内させる動作(例えば、ドアノブを回す、手をひねる)で強くなることが多いです。

### 2. 手首や肘の可動域の制限
円回内筋が硬直すると、手首や肘の可動域が制限され、日常の動作が困難になることがあります。例えば、物をつかむ動作や、パソコン作業時のタイピング動作などで違和感を感じることがあります。

### 3. 神経圧迫による症状
円回内筋が過度に緊張すると、その下を通る正中神経が圧迫されることがあります。これにより、手や指にしびれや痛みが生じることがあり、手根管症候群と似た症状が現れることもあります。

### 4. 肘の痛み
円回内筋が原因で肘に痛みが出ることがあります。特に、肘の内側に痛みが集中し、肘を曲げたり伸ばしたりする動作が困難になることがあります。

### 5. 握力の低下
円回内筋の不調が続くと、前腕全体の筋力バランスが崩れ、握力が低下する可能性があります。これにより、物をしっかり持つことが難しくなることがあります。

### 対処法
円回内筋の不調を改善するためには、以下のような対処法が有効です。

- **ストレッチ**: 前腕や手首のストレッチを行い、円回内筋の柔軟性を保つことが重要です。
- **マッサージ**: 円回内筋やその周辺をマッサージすることで、筋肉の緊張を和らげることができます。
- **姿勢の改善**: 長時間のパソコン作業など、前腕を使う動作が多い場合は、姿勢を見直し、無理な負担をかけないようにしましょう。
- **適度な休息**: 前腕の負担を減らし、適度な休息をとることが、筋肉の回復を助けます。

### 終わりに
円回内筋の不調は、放置すると慢性的な痛みや機能障害を引き起こすことがあります。日常のケアをしっかりと行い、円回内筋の健康を保つことで、快適な生活を維持しましょう。