マッサージの効果

本日は改めて『マッサージ』の効果について触れていきたいと思います。


・気持ちいい

・スッキリした

・体が軽くなった

・視界がはっきりする

・癒された etc...


それでは具体的にマッサージにはどんな効果があるのでしょうか?


よく知られている事から、そんな効果まであったのか!?という事まで5つご紹介していきます♪

【1】疲労回復

多くの方が肩こり改善の為、マッサージを利用します。


肩こり=肩周辺の筋肉が硬くなった状態です。


マッサージは筋肉をリラックスさせ、柔らかくする事が出来ます。

 

筋肉が柔らかくなると、周辺の血流が改善され、肩こりになるまでの時間も長くなります。


家での運動やストレッチも加えると、調子のいい時間が増えます。

 

また運動性の疲労に対しても、ただ休むより優れた回復効果があります。


その為、疲労回復が早く、トレーニングを早期に再開する事が出来ます。


スポーツ選手だけでなく運動会の後や力仕事の後など、出来るだけ早くマッサージを受けるとその効果はより高まります。

 

更に筋肉の線維化を防ぐ働きもあります。


筋肉の線維化とは怪我をしたり、寝たきりで動けないなどの時に筋細胞が壊死し、その部分が筋細胞ではないものになる事です。


筋細胞は伸縮性が大きいのですが、線維化すると筋肉としての働きがなくなり伸縮性も失われます。


一度線維化が起きると、その細胞が元に戻ることはありません。


マッサージを受けると、線維化が起こりにくくなります。


怪我や麻痺など、動けなくなった時に早めにマッサージを始めると線維化を防ぎ、その後の回復時に必要な正常な筋細胞を残す事が出来るのです。

【2】血流やリンパの流れを改善

リンパは筋肉の動きや、外部からの物理的な刺激がなければなかなか流れません。


その為、マッサージで筋肉を動かし、リンパ液を流してあげる事は効果が大きいのです。


むくみの改善などは、体験した事のある方も多いでしょう。

 

リンパ液は最終的には静脈に入り、血液の循環へと戻っていきます。


リンパの中には細胞からの排泄物や疲労物質なども含まれています


これが血液循環に戻され、肝臓や腎臓で無毒化されたり排泄されます。


つまりリンパの流れが悪いと、体にとって負担となる物が排泄されないのです。


マッサージで体にとっていらない物を捨てる事が出来るのです。

 

もちろんリンパだけでなく血液の流れも良くなります。


マッサージした場所が赤くなったりするのもその証拠です。


またマッサージをした後は血圧も下がるようです。

【3】ストレス解消

ストレスの原因は人それぞれです。


ストレスが溜まるといろいろな感情や症状が出てきます。


イライラしやすくなる。

常に焦った感じがする。

叫びたくなる。

食欲が無くなる。

仕事に行きたくない。

暴力的になる。

暴飲暴食。etc...

 

またストレスを受けると体のホルモンバランスが変わります。


ストレスがあると量が増えるコルチゾール(副腎皮質ホルモン)は、ストレスの指標ともなります。

 

ストレスを受けるコルチゾールが増える


コルチゾールが減るストレスが減っている

 

マッサージを受けると、このコルチゾールが減る事が解っています。


つまりマッサージでストレス解消出来るんです。


もちろんストレスが減ると、上に書いたような様々な症状も軽くなります!

 

こう言った科学的に解っている事だけでなく、心理的にも効果があります。


マッサージ中の会話や、人が触れている安心感などもストレスを減らすのではないでしょうか。

 

【4】免疫力が上がる

免疫とは簡単に言うと体の防御作用の事。


外部からの細菌やウイルスから病気にならないように守ってくれます。


それだけではなく、ガン細胞のような体の中の物とも戦ってくれます。

 

マッサージを受けると、この免疫に関する細胞が増える事が解っています。


つまり、体を守る兵隊さんが増えるという事です。


その為、風邪などもひきにくくなります!

【5】自律神経を整える

自律神経には2つありまして、交感神経と副交感神経。


2つと言うよりは2つでワンセットとなります。


片方の働きが強い時はもう片方の働きは弱い。

 

一般的に、起きている時は交感神経がよく働いており、リラックスしている時や寝ている時には副交感神経が働きます。


この2つのバランスが崩れると頭痛・めまい・吐き気・冷や汗・寝付きが悪い・体がだるい・不安感・イライラする・鬱症状など、多様な症状が出てきます。

 

ストレス社会と言われる現代ではそのほとんどは【交感神経>副交感神経】の場合です。

 

そんな交感神経優位の状態から副交感神経を活発化させる方法の1つがマッサージです。


緊張状態からリラックス状態へ変わりやすくなります。


イライラや不安感も和らぎ、副交感神経が優位になる事で不眠も解消されるのです。


しっかり眠れれば、寝ている間に体がしっかり休まり、いい生活サイクルも作れるのです。