顎の筋肉ケアの重要性

利き手や利き足があるように、噛みやすいほう(片側噛み)があるんじゃないかという議論があります。

片側噛みの原因は何なのか

・噛み合わせの問題なのか
・利き手に関連しているのか
・顎関節に問題があるのか
・大脳半球の左右差に由来するのか

さまざまな研究がされています。

どちらでより噛むかを調べた研究では大人117人のうち

右側で噛む→59人
左側で噛む→15人
両側で噛む→43人

で右側で噛む人が多いようです。
(Martinez-Gomis 2009)

そこで片側噛みであることで何が問題なのかですが

・顔が歪んで見える(見た目の問題)
・顎関節症になる(口が開きにくくなる)
・脳に悪影響を及ぼす可能性

などの問題が指摘されています。

さらに片側噛みと姿勢との関係もあり、アゴ周りの筋肉の硬さの左右差が首、胸まわり、肩回りにまで波及して全身に影響を及ぼすことがあります。

実際に肩こりの人のアゴ周りはカチカチに固まっていることが多く、ボディケアと同時に顎周りの筋肉のケアも必要な場合もあります。